ユニット折り紙の部屋*ポリコラルウィールス

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大統領の玉桜 その3

前々回公開した「大統領の玉桜」の90枚組を作ってみました。

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「大統領の球桜」は以前にもリンクを貼りましたが、

川崎敏和さんの「究極の夢折り紙」という本から拝借していますが、

今回の90枚組も、前々回公開した120枚組も本には組み方は載ってません。。

私がアレンジさせて頂きました。。

 

以前公開した120枚組は「正十二面体の五角形のみ星型化」という立体で組みましたが、

今回は「五方十二面体」というちゃんと名前のある立体で組んでます。。

(こっちを先に公開すればよかったかな。。)

5枚花びらの桜が12個、6枚花びらの桜が20個で出来ています。

三角形の枚数は「正三角形に近い二等辺三角形」が60枚です。

全ての三角形が合同ではありますが、正三角形ではないので正多面体でも半正多面体でもありません。

そして二等辺三角形ですので前回公開した「二そう舟ユニット」では組めません。

 

 

ですが、実は前回公開した切頂二十面体の双対(カタランの立体)だったりします。 

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双対なので辺の数は同じですが、五方十二面体の方が頂点形状がより密なので体積は小さくなります。

 

 

90枚組と30枚組の大きさ比較

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90枚組や120枚組は手に取ってみるとさながら花の牢獄です。。