今回はここの所連投しているアリ地獄の96枚組(ゴールドバーグ多面体(価数=4、特徴量=8) を斜方立方八面体で色分けしてみました。
3色分け
斜方立方八面体の面ごとに黒、白、赤の3色に塗り分けています。
実はこの色分けは以前にも270枚組でもやっていまして、その時と同じ配色で組んでみました↓
この時の270枚組は正二十面体対称の多面体なので、それを正八面体対称の斜方立方八面体で塗り分けるってどうなの?
――って以前から思っていたのですが、今回の96枚組は正八面体対称の多面体だし、バッチリいけるだろ――って思ってたのに、実際に組んでみると枚数が少なめなせいか、思ってたよりも分かりにくい。。。
まぁでも配色そのものはトンがってて好きですけどね。。。
分解図というか展開図
斜方立方八面体のリンク先にある展開図の配置そのままになっています。
黒と白がユニット4枚の正方形に、赤がユニット3枚の正三角形に充てられています。
前回は4枚組と12枚組という一種類のモジュールでこの96枚組を組んでいましたが、↓
今回の色分けは正方形と正三角形の2種類の多面体で組む平面充填になっています。
(でもそもそも多面体の表面(もしくはほぼ曲面)を敷き詰めている時点で、定義からは外れているんですけどね。。)
ここから2色分け
上と同じで斜方立方八面体の面ごとにユニットを組んでいますが、こちらは配色が面ごとに隣り合わない2色分けになっています。
こちらは実はこの回にアップしたお菓子の箱の配色と同じに組んでみました。。(一方向からしか撮れてませんが)↓
展開図
ルーレット盤みたい。
ちなみに赤と緑の枚数比(面積比)は48:48で同じです。
この2色分けもこの回にやった立方八面体色分けと同じ配色にしてみました。↓
前に四色問題(4色分け)はずっとやりたかったと言いましたが、2色分けもやりたかったテーマでありました。
何故かというと、面が隣り合わない2色分けというのは、価数(頂点から伸びる辺の数)が3や5の多面体では不可能で、今回の96枚組や、上の立方八面体のような価数が4の多面体でないと出来ないからです。
実は前回やったのですが↓、これは2色なのにかなり見づらい配色になっていました。(どこぞの国旗みたいだ)
これには理由があって、ある意味、意図通りなんですけど、これについての補足というかリベンジ企画も近い内にやる予定です。
比較
ちなみにこの3色分けと2色分けは互いに双対組みになっています。
色分けの境界線は同じなのに、2色か3色かで全然表情が変わりますね。