ユニット折り紙の部屋*ポリコラルウィールス

ユニット折り紙の事をつらつら綴り

アリ地獄・60枚組(変形立方体) 3色分け×4つ、48枚組×4つ

今回はアリ地獄による変形立方体の3色分けです。

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前回やった変形立方体の双対になっていて、配色も前回同様の赤24:黒24:白12の辺の属性ごとの3色分けになっています。

前回の組み方がBタイプなら、今回のはAタイプになるでしょうか。

その理由も数回後の更新で説明させてもらう予定です。

 

 

 

-比較-

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全て60枚組、4つとも同じに見えるかもしれませんが違います。

4つとも赤24:黒24:白12で組まれています。

 

Iが今回の変形立方体。

IIが前回の変形立方体(Iの双対)

IIIとIVがこの回にやった「ゴールドバーグ多面体(価数=4、特徴量=5)」 とその双対です。(この時は白赤緑で組んでいましたが、赤黒白に組みなおしました)

 

 

 

-分解図-

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4組とも同じに見えるかもしれませんが違います。

黒の3枚組みと赤の4枚組みの組み方の向きが、IとII、およびIIIとIVではそれぞれ向きが逆になっています。

上でも述べている通り、それが双対であり、また本に記されているAタイプとBタイプの違いでもあります。

その向きの異なる3枚組みと4枚組みの組み合わせが、IとIIとIIIとIVで全て異なっており、それが組みあがりの形状の違いになるという事です。

 

ちなみに変形立方体にも「ゴールドバーグ多面体(価数=4、特徴量=5)」 にも鏡像がありますが、今回の4種の中には鏡像は含めていません。

鏡像の場合は辺の属性ごとに分解しても違いはありませんので。

鏡像まで含めるとこれまでに発表した60枚組の組み方は、さらに2倍の8種になります。

……ですがその8種だけが、60枚組の組み方の全てというわけではありません。

それらをポストできるのがいつになるかはさっぱり未定ですが。

 

 

 

そして上の60枚組から白12枚を抜き取ったのが下↓で、

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それを改めて組みなおした48枚組×4が下↓です。

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4つとも同じに見えるかもしれませんが違います。

配色は赤24:黒24で同じですが。

いちおう言っておくと、配色パターンが異なるのではなく、組み方そのものが違います。

配色パターンはむしろ統一しています、上の分解図を見てもらえれば分かりますが。

 

 

 

実はこの4種の48枚組は以前にもポストしていまして、組み方などはそちらも見てもらえれば。

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またこの変形立方体(60枚組)を斜方立方八面体(48枚組)にするという操作自体もこの回にやっています。

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例によってアリ地獄より二そう舟の方が見やすいので、組み方などはこちらを参照したほうが見やすいかも。。

 

 

 

-フォトギャラリー&予告-

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アレ、2個増えてますね?

いつも構図が単調なんで、対象が見切れてたり重なってたりは、浮世絵とかピカソLa Vieとか意識してます(以前からたまに試してるんですが)

 

 

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ちょくちょくスプリンター迷彩の話をしていますが、、スプリンター迷彩とはつまり重なり合ったシマウマの群れが個々の輪郭が分かりにくくなる現象の事です。