今回は二そう舟ユニットの変形立方体の3色分けをA~Dタイプの4種です。
A~Dタイプといっても色分けが違うだけで全部同じ二そう舟ユニットの変形立方体です。
-まずAタイプ-
-次にBタイプ-
今回の変形立方体も前回までずっと続けている「隣り合う色が被らずに、各色ごとの配置が合同」になるように組んでいます。
ですが、AタイプとBタイプで違う組み方になっています。
分解図
左がAタイプ、右がBタイプ
両方とも各色が蛇が這うような配置になっているのですが、その形はAとBで違います。
Aタイプはユニット5つでできた蛇が、4本×3色で計12本の全て合同な蛇が、横並びに一周しています。
対してBタイプは、蛇が這うような模様は同じですが、その形はそれぞれ異なります。
ただし緑、黒、赤の各色の配置は全て合同になっています。
Aタイプは「8」や「N」や「エ」の文字のように180度回転しても同じ模様になりますが、Bタイプの配置は「7」や「P」や「ウ」の文字のように点対称にも線対称にもなっていません。
前回やこの回に説明した「隣り合う色が被らずに、各色ごとの配置が合同だけど、対称性が低い」というのはこういう意味です。
上のフォトでAタイプよりBタイプの方がフォトが多いのは、アングルごとに見え方が変わる箇所が多いからです。
-続いてCタイプ-
-最後にDタイプ-
下に分解図を投下します↓
左がCタイプ、右がDタイプ
(上のABタイプを組み直しているので、同時に収めたフォトはありませぬ。。)
Cタイプは全て合同な「J」の字とそれを逆さまにしたものが交互に並んでいて、全体で雷文(中華模様)のような配置になっています。
対してDタイプは、蛇が不規則に這っていますね。
ただしこのDタイプもBタイプと同様に黄色、オレンジ、黒の各色の配置は全て合同になっています。
Cタイプは点対称の配置で、Dタイプは非対称の配置ですね。
対称度は高い順に
A>C>B=D
です。
今回は変形立方体の「隣り合う色が被らずに、各色ごとの配置が合同な3色分け」を4種説明しましたが、実はこの条件を満たす組み方はまだいくつかあります。
それと 紛らわしいですが、、変形立方体はキラル(鏡像がある立体)なので、「鏡像組み」が出来ます。
それを含めると組み方はさらに2倍になります。
分解図と出来上がり図は、上にあるフォトをただ左右反転させるだけです。
(ちなみによく見るとCタイプだけは他の3種の鏡像になっています)
サイズ比較:菱形三十面体との比較
両サイドが今回の変形立方体で、真ん中が菱形三十面体です。
3つともユニット数は60ですが、体積は菱形三十面体より今回の変形立方体の方がやや小さいですね。
次回も二そう舟ユニットの60枚組の3色分けをやります。
今回とタイトル一緒ですね?