今回は二そう舟ユニットで組んだ変形十二面体です。
半正多面体で辺の数(ユニット数)は150!!
デカい。。作るの大変でした。。
折り込みチラシで作りました。
なのでやや歪になってますがご勘弁を。。
変形十二面体は巨大なので、折り紙よりも丈夫でコシがあるチラシをパーツにすると強度を稼げます。
またユニット数が多い事と、ユニットを長方形から作っていることから、巨大な長方形であるチラシを分割して作るのが好都合なのでした。
ユニットは正方形ではなく、縦横比が7:8の長方形から作りました。
折る前の縦横比は7/8ですが、折った後の縦横比は3/4(6/8)になってかなり短くなります。
二そう舟で巨大なユニットを組む場合、短い方が安定しやすいです。
(その代り一つ一つのユニットを折る手間が少し増えますが)
大きさ比較のためにちょっと前に流行ったコカ・コーラ・クリア
デカいと言いましたが、ユニットを短くした事と、頂点形状が密なためにかなり大きさを抑えられました。
変形十二面体は正十二面体をねじり、間に正三角形を敷き詰めたような立体です。
数学において「ような」のような曖昧な言い方ってアリなの??
ってツッコマれるかもしれませんが、だってwikipediaだとそういう表現になってるんだもん。。
半正多面体なので全ての頂点が合同なのですが、その頂点の一つ一つは対称性が少ないんですよね。
前回ポストした斜方立法八面体は頂点に辺が直角に交わるので、今回の変形十二面体とは対称的です。
変形十二面体 は 正十二面体 と違って、正五角形の配置が「ねじれ」ているので垂線を延長させても一点で交わりません。
しかしながらこの変形十二面体も、大統領の玉桜の時にポストした 五方十二面体 や 正十二面体の五角形のみ星型化 と同様に「正二十面体対称性」を持っているので組み上がると球に近くなるんですよね。フシギです。
そしてこの変形十二面体はねじる方向によって「鏡像」があります。
という訳で組みました――
――というのはウソで、画像を反転させただけです笑
チラシで組んでるのでよく見ると文字が反転しているのが分かります。。
この「鏡像」は前回ポストした斜方立法八面体の「ミラー」とは異なります。
紛らわしいですね。