ユニット折り紙の部屋*ポリコラルウィールス

ユニット折り紙の事をつらつら綴り

四色問題

四色問題というと映画容疑者Xの献身で、タイトルにもなっている容疑者の堤真一が献身殺人(?)をやって逮捕されて、留置場の天井に四色の塗り分け地図を幻視していたあのシーンを思い出しますが、、、あれとは違います。

違うけど似ています。

ユニット折り紙を扱う当ブログでいう所の四色問題とは、

「価数(頂点に集まる辺の数)が4の多面体で、全ての頂点に集まる辺の色を四色に塗り分けられるか」

という問題です。

 

 

これ前回にもやった「32面体」でやってみました↓

f:id:ccot_tonn:20200504010243j:image f:id:ccot_tonn:20200504010254j:image f:id:ccot_tonn:20200504010306j:image

配色は4色×15枚=60枚で均等です。

そして4色の配置は全て隣り合わず、かつ色ごとの配置も合同になっています。

 

価数が4で、辺の数が60というと、当ブログでも過去に何度もポストしている二十・十二面体が真っ先に挙げられますが、、、この二十十二面体の4色分けはよそ様の折り紙ブログでもやっていますが、、私もトライしたのですが、、無理でした。。。

でもこの32面体ならばできました。

 

 

 

そして32面体でできるので、その双対である30面体でもできます↓

(30面体も前回のブログで初出です)

f:id:ccot_tonn:20200504010339j:image f:id:ccot_tonn:20200504010357j:image f:id:ccot_tonn:20200504010406j:image

双対なので、こちらも配色は4色×15枚=60枚で均等です。

この30面体は30枚の全ての面が四角形になっています。

双対というのは頂点の数と面の数を入れ替えた立体なので、この30面体では「30枚の全ての四角形の、構成する辺が4色で塗り分ける」という組み方になっています。

それと引き換えと言いますか、辺が4本集まる頂点は4色分けにはなっていません。

辺の集まる数が3の頂点もありますし。

 

 

 

2ショット

f:id:ccot_tonn:20200504010440j:image

この双対は体積もほぼ同じです。

 

 

そして……次回も四色問題をやります。