やや遅めの、、
あけましておめでとうございます。
本年も当ブログをよろしくお願いします。
今年も去年と変わらずのブログ志向でやっていく予定であります。
さて、2019年の一発目は予告の通り、
布施知子さん著の
から
アリ地獄の 210枚組 です。
本を持っている方なら分かるかと思いますが、この210枚組は本には載っていません。
私が考えてアレンジさせてもらった組み方です。
変形十二面体を応用して組みました。
変形十二面体は正三角形が80個に正五角形が12個あります。
その正五角形面のみを星形化して三角形を12×5で60個増やして、80+60で全部で140個の三角形で構成された立体です。
組み方アレコレ
(サイケデリックです~)
全部同じに見えるかも知れませんが、全部違う組み方をしています!
(使用しているユニットは一緒)
変形十二面体は「ねじれ」立体なので向き合う面は平行なのに、辺は平行ではなくそれぞれに明後日の方を向いています。。
それがおもしろいんですけどね!
そして「ねじれ」立体である変形十二面体は「鏡像」があるので組み方が二種類あります。
それをユニット折り紙に応用して色も増やすと、組み方はとても多くなります。
上のフォトも二種類の鏡像で組まれたものが両方ともあります。
また変形十二面体は「正二十面体対称性」を持っているので球体にかなり近いです。
(正確には正二十面体に近い)
「正二十面体対称性」はこの回にも触れました。
「210枚組は私が見つけた!!」なんて息巻いても、そもそも歪な立体でいいのなら209枚組でも211枚組でもいいわけですからね。。
それからこの210枚組の「変形十二面体の五角形面のみを星形化」という立体は全ての面が三角形で一見正多面体に見えますが、惜しいことにもちろん正多面体ではありません。
前述した「三角形が80+60個」の構成面の内、80個の三角形は正三角形ですが、60個の三角形は「正三角形にかなり近い二等辺三角形」になっています。
ですので長さが変えられない二そう舟ユニットなどでは組めません。
辺の長さが少しなら伸び縮みできるアリ地獄だから組むことができます。
これもこの回の時に説明しました。
オープンゲット!
9色使ってますが、緑、黒、赤の3系統です。
サイズ比較
左から270枚組、210枚組、120枚組です。