ユニット折り紙の部屋*ポリコラルウィールス

ユニット折り紙の事をつらつら綴り

アリ地獄・360、120枚組(正十二面体色分け)

今回も前回まで続けている平面充填のシリーズで、アリ地獄の360枚組で正十二面体色分けです。

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全て合同な12枚の正五角形を、アリ地獄360枚組の表面に貼り合わせています。

12枚の正五角形にそれぞれ1色づつ割り当てた12色です。

なのでアングルによってカラーリングが変わって見えます。

下↓にその全12色を正面から捉えたフォトを投下します。

 

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アリ地獄の宿命ですが、境界線がギザギザなので面構成が分かりにくいですかね。。

でも無秩序な配色なことも相まってキルトのパッチワークっぽくも見えます。

 

 

 

 

分解図

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12個でいいはずなのに間違えて13個作っちゃいました笑

 

 

せっかく作ったので上のやつでは使ってない水色を黒と入れ替えて組み直したもの↓

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上のやつとの差別化のために、隣り合う色が近くなるように組んだのですがあんまり見栄えに変わりないですかね。。

 

 

 

 

平面充填とは言ってますが、本当は正五角形は単独では平面充填はできません。

便宜的な言い方です。

アリ地獄という立体の表面を敷き詰めているので「平面充填」ではなく「曲面充填」とでも言えるでしょうか。

前回やった正四面体色分けも、本来なら尖っているはずの正三角形を三次曲面に投影しているので歪んで見えます↓

(風船に直線を描き、その風船を膨らますと直線が曲がるのと同じです)

 

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もしくは2種の菱形で五角形を充填するペンローズタイルに考え方が近いのかな↓

アリ地獄も数種類の菱形が組み合わさって立体を形成しているので。

 

ja.wikipedia.org

 

 

 

 

-ここからアレンジバージョン-

 

12個の頂点を抜き取って水色単色の頂点と入れ替えました。

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(「頂点」と言ってますが、アリ地獄360枚組を形作っている正二十面体の頂点であって、色分けしている正十二面体からすると「面の真ん中」です)

 

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前回の正四面体色分けの360枚組と比較

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下↓は抜き取った頂点を組み合わせて作った120枚組です。

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10×12=120

 この120枚組自体が、正十二面体の12色分けのミニバージョンになっています。

言うに及ばず、枚数が少ないこっちの方が作るの簡単です。。(分解図は上↑の通り)

そもそも360枚組はユニット折り紙ファンタジーに載ってないオリジナルですから。。

(組み方は過去の記事を見てください)

 

 

 

 

分解図

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30×12=360

 

この分解図、なんか見覚えないでしょうか?

いや、ほとんどの人はないでしょうけど……

実はかなり前に投稿した570枚組の頂点まわりの模様と全く同じになっているのです。 

 

再投稿しときます↓

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この570枚組のサークル模様の間を埋めている水色のユニットを抜き取ると、上↑の360枚組の分解図になります。

 

 

 

 

比較画像作りました

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上から120枚組、360枚組、360枚組のアレンジ、570枚組です。

同じ配色を同じ配置で組んで、さらに同じアングルで撮っています。

 

 

この木や珊瑚の年輪というか、マトリョーシカというか、ガドル・ヴァイクランみたいな遊びは、今回は120→360→570枚組でやってますが、理論的には上限なくできます。

気が向いたらまたやるかも。

 

 

次回からしばらくアリ地獄以外のユニットを投稿しますが、それが一段落したらまたアリ地獄に戻ってきます。

やりたいネタも溜まってるので。。