ユニット「アリ地獄 」930枚組
今回はアリ地獄の930枚組です。
630枚組の時に紹介した「ねじれ組み」の「30×z^2+30×z+30」 の式で組みました。
「ねじれ組み」なので鏡像があります。
下の3枚のフォトは上のフォトの鏡像です。
ちなみに最初の630枚組の時と同じパターンで組みました↓
前回リベンジ企画をやりましたが今回は再リベンジですかね。
この「30×z^2+30×z+30」 のグループの組み方を簡単に説明します。
930枚組は「ねじれ組み」ではあっても、正二十面体対称に基づいて組んでいるので、下図↓のように30本の辺と20枚の面(正三角形)に分解できます。
左は辺と面を合わせたもの、右は面のみ
一辺のユニット数は11です。
それが全部で30本なので11×30=330になります。
一面のユニット数は30です。
(これはユニット3つでできた三角形がピラミッド状に積み重なっているのでそれで数えます)
その面が全部で20枚なので30×20=600になります。
辺の総ユニット数330と面の総ユニット数600を足すとちゃんと総ユニット数930になり一致しますね。
そして「30×z^2+30×z+30」のグループは全て同じようにに分解できます。
真ん中の630枚組は、一辺が9で、総辺数は9×30=270です。
一面は18で、総面数は18×20=360です。
総ユニット数は270+360=630になりますね。
右端の390枚組は、一辺が7で、総辺数は7×30=210です。
一面は9で、総面数は9×20=180です。
総ユニット数は210+180=390になりますね。
で、上の式を一般化すると「30×z^2+30×z+30」になるわけですね。
そして前も言いましたが、この「ねじれ組」の式は実はこれ一つではないのです……
そんなわけでその別の式で組まれたねじれアリ地獄も近々登場の予定です。