二そう舟・60枚組(変形立方体6色分け)
今回は変形立方体の帯状6色分けです。
5つのユニットでできた帯が、色ごとに2本ずつ、6色で計12本の帯で構成されています。(5×2×6=60)
前回の変形十二面体の6色分けも「端が繋がっていない帯」模様でしたが、今回の変形立方体も繋がっていない帯模様になっています。
変形立方体と変形十二面体は名前も似ていますが、性質も似ている部分が多いです。
(この回にも同じことを言いましたが)
変形立方体をユニット5つでできた12本の帯で組むというのはこの回にもやっています。
この時は3色で分けていますが、今回の6色分けはその3色ごとの帯を2分割にするという分け方にはなっていません。
より対称度の高い分け方になっています。
各々の頂点を真上から見ると、今回の6色分けでは帯の起点が線対称の中央のユニットから伸びていますが、3色分けではその中央の左のユニットが起点になっています。
ちなみに過去の投稿した全ての6色分けの作品も、3色を2分割にして6色分けにするという分け方にはなっていません。
60枚組の6色帯状色分け比較
左から、
今回の変形立方体
32面体(この回から登場)
二十十二面体
辺の数(ユニット数)は60で一緒ですが、体積は小さい順に左から並んでいます。
右の2つの体積差についてはこの回に説明しました。
右の2つは価数(頂点から伸びる辺の数)が4ですが、今回の変形立方体は価数が5なので体積はより小さくなっています。
今回の60枚組3種に加えて、過去には90枚組、120枚組、150枚組の帯状6色分けを投稿してきましたが、いつもやってるように6色を合同に対称的に分けると帯状(より正確に言うと環状)になるんですよね。
(90枚組は価数(頂点から伸びる辺の数)が3な事もあってちょっと変則的ですが)
これは上に挙げた60、90、120、150といった数を6で因数分解すると5が残り、三次元空間に任意の5か所の座標を等間隔にとると平面配置になるから……なのですが、、別にこんなこと覚えなくてもいいですが……ユニット折り紙で色分けする時に片隅に覚えとくとちょっとだけ役立つかも。。